まねき猫の部屋

健康や人生に役立ちそうなことを発信したいと…。

「学ぶ」について「先人の教え」から想うこと

 f:id:my-manekineko:20180913103320j:plain

この記事にご訪問ありがとうございます。

私は63歳になる年金生活者です。

とはいえ、実益も兼ねて社会人などの課題リポートの添削もしています。

今日は、そんなリポート添削をしながら書きとめた「先人の教え」をご紹介しつつ「学ぶ」ことについて想うことを徒然に書いてみます。

「学ぶ」ことに悩んでいたら、お付き合いください。

 

 

「違った」と感じた方は「終わりへ」をクリックすると文末にジャンプします。
ご訪問の足跡だけでも残してくださるとうれしいです(#^.^#)

終わりへ

 

 

 

数字をクリックすると記事にジャンプします。
お忙しい方は一部だけでもご覧ください。

目次

1.形から入る

2.キャリアの劣化

3.「ツボ」と「コツ」

4.守・破・離

5.まとめ

6.前回のブログのお礼

  

1.形から入る

学ぶことについて、忘れられない会話があります。
もう20年近く前の記事ですが…

f:id:my-manekineko:20180914073644j:plain

f:id:my-manekineko:20180914073709j:plain

 

 

会話形式もどきで作ってみました(^^)

 

「天才は形式的なことを除いても
 物事を理解できるけれど
 私のような凡人には形から入るのが
 いちばん理解しやすい」

学ぶ本質を端的に表していると思います。

 

お寺にはいろいろなしきたりや修行の形があるそうです。

それを学ぶには形から入ると理解しやすい。

とても感銘を受けました。

 

学ぶにあたって、理由がわからなくても形を真似ていけば理解できるというのです。

人に新しいことをお伝えするときに学習することを理解してもらことに悩んでいる時期にこの会話に出会いました。

 

学んだ知識だけでは実践では使えない。

体験(経験)だけでは条件が変わると対応できない。

こんな単純なことがなかなか理解してもらえなかった時期でした。

 

人は形から入って訓練しながらその本質をやっと理解できる。

仕事でうまくいかない人をこれでずいぶんと救うことができたように思います。 

 

 

 

 

 

お急ぎに人は以下で文末に飛びます。

終わりへ

 

2.キャリアの劣化

添削で「キャリアの劣化」という言葉をよく使います。

自分の成長より、世の中の環境の変化や進化のスピードが速く、
自身のキャリアが相対的に下がってしまうことを言います。

 「下るエスカレータを上るがごとし」なんて例えもあります。 

f:id:my-manekineko:20180913134211j:plain

たとえば、大学で習った専門知識などは使わなければどんどん劣化します。
社会人になっても専門性や新しい知識を学び続けないと使い物にならなくなります。

 

自分の強みとなる資源の中で、特に持続的な競争力の源泉となる中核資源をコア・コンピタンスと言います。

 営業ならセールストーク、技術者なら専門知識やノウハウなどになります。

この「強み」「弱み」は、絶対的ものではなく相対的なものです。
競争社会においては、想定する競争者と比較して、優れている経営資源が「強み」であり、相対的に劣っている経営資源を「弱み」となります。

 

さて、 AI(人口知能)の進化が50年来のブレークスルーを迎えつつあります。

マイケル・オズボーン准教授は、今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられると書いています。

 

AIが新たな競争相手に加わりました。
これにより、人間の仕事の質も変わっていくことでしょう。 

 

かつて機械化以前は、丈夫な身体(筋肉)が資源(強み)でした。

そして、働いた「資産」の大小が、次の「強み」を決めていきました。

今は、「知恵」の時代かもしれません。
アマゾンやGoogleの成長がその典型でしょう。

そして、将来の「強み」が何になるかはまだ誰にもわかりません。
(一説には、「人間性」や「感性」という声もあります)

 

でも、どんな世でも成長している人は強いはずです。

私がしているリポート添削の仕事の将来も、AI化で無くならないまでも激変することが予想されます。

なので、今は副業として美味しい仕事ですが、先のことを見定めないといけません。

 

あなたのキャリアはどんな感じでしょうか?

 

 

 

お急ぎに人は以下で文末に飛びます。

終わりへ

 

3.「ツボ」と「コツ」

これも、学ぶことについて大事なことを伝えてくれます。

f:id:my-manekineko:20180912142350j:plain

コンサルタントの世界では、この「ツボ」と「コツ」の身に着け方に格言があります。

「まずはツボ(ポイント・急所)、
 つぎにコツ(テクニック・要領)。
 反対はだめコツツボ(骨壷)で
 ナンマイダーになる     」

 

知ってわかる知識を「ツボ」といいます。
「ツボ」は伝えることが出来る知識です。

 

数学の公式の解法手順などはまさにこの「ツボ」といえます。
また、図のように整体(マッサージ)における体の不都合を改善するポイントを「ツボ」と呼ぶのと同じです。

 

一方、「コツ」は知っただけでは使えない技能的な側面を持っています。
数学の公式を「ツボ」といいましたが、実際に使えるようになるには、いろいろな問題を解いてその解き方を身体(頭)に覚えさせなければなりません。

 

学校の授業はこうした「コツ」を習得する場になっています。

 

最近こうした「コツ」をつかむ授業をムダという意見があります。
とても残念です。
(たとえば、鉄棒の逆上がり 練習して成功体験を得るには最適です)


整体のような技能の「コツ」も同様で、押すコツの1つに「無駄な力を抜いて、深く入れる」というのがありますが、それを会得するには多くの人を実際に押して効果的な方法を身に付けていくしかありません。

 

このように「コツ」は訓練をして身につけていくものといえます。

 

 まずは「ツボ」、そして「コツ」この順番を守りたいものです。

 

 

 

 

 お急ぎに人は以下で文末に飛びます。

終わりへ

 

4.守・破・離

 技芸の世界に、「守・破・離」という言葉があります。

師について技芸を身につけるときの大切な姿勢を表した言葉です。

f:id:my-manekineko:20180913155120j:plain

「守」は、師の教えを忠実に守り,まねをして基本を習得する段階のこと
「破」は、守りから得た知識や型を土台としながら、自分の型に進むこと
「離」は、新たな自分なりのスタイルを形成すること

 

始めてのことを覚えるには、「型」を身につけることが、理解を早くし、悩まずに手足を動かせるツボとなります。

 

たとえば、富士山への山登りを考えてみてください。

1合目から登ってもいいですが、それはベテランやプロセスを楽しみたい人がやることです。1日で登頂を終わらせる確実な方法は、道の整備された5合目から登ることです。

その5合目から登る作業が学びの中では、「守」の基本を学習することに相当します。

 

大学を卒業して、仕事を先輩に学ぶことを「ダサい」とか「子ども扱いする」といって受け入れない人が時々います。

 

エンジニアに憧れて理系の勉強を頑張ったかもしれないし、銀行への就職を考えて金融論のゼミに所属したかもしれません。

 

就活をくぐり抜け入社した人たちは、社会人としてスタートラインに立っただけです。
専門性はこれから伸ばす立場にあります。
技術者や営業、マーケティングに配属されて、専門家としての独り立ちに向けた基礎訓練が必要なのは当たり前です。

 

自分流で仕事を覚えようとすると、ミスも多いし、時間もかかってしまいます。

 

私は、新人さんのリポート添削もしましたが、スタートダッシュで失敗したと思われる新人を多く見てきました。

その典型が、職場のルーチンワークからを学ぶことを「子供じゃないし」と受け入れないコメントを書く人たちでした。

 

同じような補助作業を繰り返しさせられたり、日記を書かされることは、苦痛かもしれません。

しかし、守破離の「守」の過程を通り抜けて「型」が身に付くと、こうした作業も苦も無くできるようになります。本来自分がしたい作業の時間の余力も生まれてきます。
そのためには、「型を身につける」ための地道なルーチンワークを繰り返すしかないのです。

 

そんな経験値の差を書いた記事もよかったら参考にしてください。

my-manekineko.hatenablog.com

 

おまけをもう1つ

スラムダンクというバスケットのスポーツ漫画がありました。
その中に、主人公花道のライバルに流川楓が出てきます。
「日本一の高校生」を目指す孤高の天才流川という設定です。


そんな彼の一言

「体が覚えてらっ 何百万本もうってきたシュートだ」

f:id:my-manekineko:20180913164718j:plain

高校生の流川。
けがで片目を負傷して遠近感がなくなった時にシュートを決めての一言

 

天才と周囲から尊敬される彼でも、何百万という数字を練習で積み重ねられてきたことがうかがえる言葉です。
身体が「型」を覚えるには繰り返ししかないのですね。

 

参照:スラムダンク 24巻  

スラムダンク (24) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (24) (ジャンプ・コミックス)

 

 
参照:名言集

クールな天才プレーヤー 流川楓の名言・名シーン50選【スラムダンク】 | TiPS | 漫画

 

こうした漫画も学びに役立ちました。

 

 

お急ぎに人は以下で文末に飛びます。

終わりへ

 

 

5.まとめ

・キャリアは、ほっておくと劣化する
・凡人は形から入るのが理解しやすい
・知ってわかる知識を「ツボ」という
・「コツ」は訓練をして身につけていくもの
・技芸を身につけるなら「守・破・離」

 


AIの進化は人の仕事の質を変えていきます。

私たちがこれから学び磨くことは、
AI(人工知能)にできないことになります。

道は不確かですが、
日々、学んでいけばかならず開ると確信しています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

お忙しい方は、下の「終わりへ」を「プチ」とすると文末に飛びます。

読者登録やブコメ、☆などご訪問の足跡を残していただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

 以下前回のお礼です。
前回、ご訪問いただきコメントを残した方はぜひお読みください。

終わりへ

  

6.前回のブログのお礼

ブックマークいつもありがとうございます。
ご意見をいただけると記事を書く力が沸いてきます。
ご返事を書かせていただきます。

 (id:cuLo)まさに継続は力なり。そして、まねき猫さんが積み上げてきたのはスキルだけではありませんね!
cuLoさん、過大なお褒めのお言葉ありがとうございます。嬉しいです(*^^*)
 継続するくらいしか取り柄がなかったのが幸いしたかもしれません(*^^*)


(id:mapleheart3)24年間とは、素晴らしいですね!!まねき猫さんのお姿をちらっと見れて、感激でした(*^^*)エヘッ。
さくらさん、コメントありがとうございます。いまさらながら24年間もよくやってきたものです。少しは自分を褒めてもいいかなと思いました。さくらさんに姿のことでこう書かれると照れます(;^_^A老人を手玉に取ってはいけませんよ(*^^*)


(id:mashley_slt)診断士という仕事を初めて知りました。資格を取るのにも時間がかかり取ってからもかなりハードなお仕事ですね。そして仕事量をグラフにまとめた解説お見事!まねき猫さんは時間の使い方も長けていらっしゃる!
mashleyさん そうですか、診断士のことはご存知なかったのですね(;^_^Aすみません。もう少し説明をしておけば良かったと反省です。たしかにあまり認知度が高くない資格です。/グラフをおほめいただき嬉しいです。これ割と時間がかかりましたから(^^)データを探すのが大変でした。説明に合うデータは少ないものですから(^^)


(id:ColdSnap)中小企業診断士って難しい資格ですよね。優秀な方ですね。
なにしろ2次試験2回も落ちているので優秀といえるかどうか(;^_^A
 難しい試験は折り紙付きです(^^)/
 また、ジョークの記事に伺わせていただきます(^^)


(id:papayapapa)24年間継続は力なり。見事です。ブログもしっかり描かれているのでお人柄がしのばれます。ついにお顔の一部を晒されましたね。アイコンに相当似ているような気がします。まだまだがんばってください。
パパさん、いつもいつもコメントありがとうございます。嬉しいです。
 アイコンのことコメントしていただいたのパパさんが初めてです(^^)
 自分でいうのもなんですが、たぶん似ています(^^)/

 

ブックマークありがとうございました。
「ポチッ」としていただくことで元気が出ます。 

(id:satomi77)
(id:grazieatutti)
(id:torus1)
(id:naoto0211)
(id:waraukurumi)
(id:mitan_555)
(id:mixnats)

 

終わり

よろしければ、読者登録をお願いします。